ズダヤクシュ
【撮影地】
1,700m
【季節】
7月
ユキノシタ科の仲間は大方湿陰地を好む。このズダヤクシュも同様林床の陰地に生育する。あまり目立たないが何処にでもあるありふれた植物だ。だが、これと同じ種が中国とヒマラヤの一部の地域に限られた稀産の植物だそうだ。
背丈の割りに花は小さい。その白い花はよく観ると色んな表情を見せ結構自己表現をしている。面白いのは花が終わった後の果実の姿だ。心皮の片方(下方)が長く伸び舟の形をしている。その中に荷物(種子)が乗っていてその上にもう一方の短い心皮がその荷を大切に覆い被せている様に見える。よく観れば色んな発見がある。