ミネズオウ
【撮影地】
2,600m
【季節】
7月
日当たりの好い岩場によく見られる。
その岩の割れ目から這い出るように枝葉が伸び、その先にコンペイトウのような星の形をした小さな花を複数付ける。遠くから見ると薄ピンク色の花に見えるが、傍に寄って見ると花びらは白く、その中にあるピンク色の葯が花びらの白より勝ってその様に見えているのが判る。
さて、”ズオウ”?と云う聞きなれない名前の因に興味が湧く。
図鑑を開いてみると、”ズオウ”とは、マレー語のマメ科植物を指し、そこから抽出する染料の色(蘚芳色)がミネズオウの花の色に似ているからとか?、常緑樹のイチイのことを”ヤマズオウ”と言い葉形がイチイの葉に似ているから?ともあるが定かでない。