ムシトリスミレ
【撮影地】
2,100m
【季節】
8月
タヌキモという水の中に生えている一風変わった植物を植物園の展示で見たことがある。
ミジンコなどの小生物が近づくと、水圧を利用して袋のような中へ吸い込みそれを養分にしている食虫植物だ。このタヌキモが食虫植物の集まりであるタヌキモ科の名に冠されている。そして、ヌキモ科にこのムシトリスミレが属している。
足元にある葉の表面に粘液が付いた沢山の腺毛があり、そこに小さな昆虫達がくっ付くと酸性の液で虫を消化する。花を見るとスミレによく似ていて、虫を養分にしているとは想像もつかない。この仲間にモウセンゴケがある。