タテヤマウツボグサ
【撮影地】
2,000m
【季節】
8月
タテヤマウツボグサはウツボグサの高山型で、色鮮やかな明るい青紫色でよく目立つ花だ。
タテヤマを冠する高山の植物を調べたところ、このタテヤマウツボグサを含めて9種あった。明治維新と共に植物学者が、まだ未知であった日本の高山植物の調査に入った。その頃は、1,500m以上の高山は神の棲む聖域であり、自然保護の為に入山禁止の留山であった。その為、植物学者が入山出来たのは登山道が整備された信仰の山に限られた。こちらの方では白山と立山が対象となった。高山植物にハクサンと冠するものが多いのは立山より白山の方が色んな点で入山し易かったと思われる。