サンカヨウ
【撮影地】
早月尾根・1,200m
【季節】
6月
サンカヨウは、特徴があって覚えやすい花の一つだ。
フキの葉に切れこもを入れた様な大きな葉に比べ、やや不釣合いの小さな白い花を複数付ける。山地から亜高山帯まで生息域も広く、雪が解けるか解けないうちに芽を出し大きな葉の中に守られながら白い清楚な花を咲かせる。
山行中、この気品のある花に出会うと疲れが一蹴されホットする。
果実が成熟するとブドウのような実を付ける。口に含むと甘酸っぱいくて美味しいが大きな種と皮ばかりで食用には不向きである。