タチカメバソウ

剣岳の花-タチカメバソウ

【撮影地】
馬場島・スナクボ

【季節】
6月

 スナクボの横を流れる立山川は、かつて、江戸末期に加賀藩の許可を得て上流の地獄谷から当時貴重だった硫黄が運ばれていた。室堂乗越から急峻な谷を下り東大谷出会い付近で精錬され、そして、現在の馬場島まで運ばれた。その運搬道には石畳が敷かれ綺麗に整備されていた。その為、加賀様道とも呼ばれていたがS44年の豪雨によって壊滅的となりそれ以後、廃道となって今日に至っている。
 高校山岳部時代(S41~43年)の三年間は、この立山川の源流の三俣(室堂乗越下)をBCに剱岳東大谷や奥大日岳北面を対象に夏山合宿が行われた。また、夏山シーズン前に、立山川取入れから雪渓が現れる東大谷出会い上部まで登山道の整備と草刈りを行って山岳部の登山装備の足しにした。
 その頃は、かの硫黄を精錬した鉄釜も見られたが、その後どうなったか・・・? 何しろこの立山川は思い出深い谷である。重いキスリングに悩まされたあの頃は、花などは気にも留めなかった・・・。
 さて、ニリンソウの白い花が一面に咲かせる頃、その影でひっそりと咲いているのがこのタチカメバソウだ。    
園芸品種のワスレナグサと同じムラサキ科の仲間で、ニリンソウと同じく湿気のある所を好むようだ。名前のカメバは葉が亀の甲羅に似ているところから・・・ この清楚な花にはもっと似合った名前があったのではと・・・・・・?

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