キクザキイチゲ

剣岳の花-キクザキイチゲ

【撮影地】
馬場島

【季節】
5月

 漢名は菊咲一花、花の形状と葉の切れ込みからこのような名が付いたのだろう・・・・・
この地方のある地域では、「この花を摘むと風が吹く」と言う伝えがある。
 キクサキイチゲは、首が細く微風でも小首を揺らし風のセンサーのようなところがある。そう言えば、何時見ても風に吹かれて揺れているような気がする。
 カタクリと同様、まだ野山に緑の無い早春にひっそりと咲く。その姿は透明感があり楚々として、いかにも
早春の花に相応しい雰囲気を漂わせている。
 このキクサキイチゲやニリンソウの仲間であるアネモネの仲間(イチリンソウ属)の群落の地中に菌核を作り、春先に発生するお椀形のアネモネタマチャワンタケを探している。縁が無いのか?まだ出会ったことがない。
生ゴムで作ったような見栄えのしない小さなキノコだそうだが、見つからないとなると何か特別なものとなって想像と期待がかえって深まる。

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